函館に昔あった「子ども郵便局」とは?昭和20年~30年代のお小遣い貯金システム

 

現在60代後半の、函館生まれ・函館育ちの方から 昔 函館にあった

「子ども郵便局」のお話を伺いました。

 

「子ども郵便局」とは、小学生がお年玉やお小遣いを貯金するシステムだそうです。

その方の記憶では、当時の「渡島信用金庫」がつくっていたサービスとのこと。

 

毎年、お正月にお年玉をもらった子どもたちが学校を経由して、

信用金庫に自分の口座を作り 預金をするシステムだそうです。

 


 

子どもとはいえ、お年玉をもらえば それなりの大金を所持することになります。

それが何年も積み重なれば、大人顔負けの金額になります。

そこで生まれたのが、「子ども郵便局」。

子どもたちは 学校を経由してお金を信用金庫の「子ども郵便局」に預けることで、

安全に保管し 後々の学費や必要経費にあてられるように と

運営されていたそうです。

 

しかし、この「子ども郵便局」のシステムは数年で廃止になってしまいます。

やはり戦後からしばらく経ったとはいえ 当時は引揚者のご家庭なども多く

お年玉などをもらえる子と、もらえない子の差が激しかった時代でした。

 

同じ学区内でも たとえば問屋町ではお金持ちの家も多かったそうですが、

そうでない地区ではまだまだお正月を祝うことが難しい家庭がたくさんあったそうです。

ある子は学校に多額のお金を預金として持ってきて

ある子はお正月も満足にお祝いできない・・・となると

やはり、「子ども郵便局」を学校が仲介に入って

運営していくのは、難しいことですよね。

 


 

この記事で書いた内容は、実際に「子ども郵便局」で預金をしていたことのある方から伺ったお話です。

ただ、数十年前のことなので 名称や機関名、システムなど含め 不鮮明なこともあると思います。

もし、「子ども郵便局」について覚えていらっしゃる方・情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら

お手数ですが、こちらのブログのコメント欄か ブログのメールフォームから情報をお寄せいただけると幸いです。

 

 


 

 

この「子ども郵便局」のシステムって他の土地にもあったのかな?と思い訊いてみたところ

森町の方などは、知らないとおっしゃっていました。

金融機関が学校を通して行っていたということは、

教育委員会が許可をして作られたシステムのはずですよね?

 

函館独自の試みだったのでしょうか?

函館は、本当に奥深い街ですね!

 

函館ならではの情報を書いた記事は以下にもあります。

 

 

 

 

 

むかし函館にいた「洗濯ばあさん」「風呂敷ばあさん」について(聞き取りメモ)

 

 

函館の七夕・「ローソクもらい」受け継がれる思い、いつまでも

 

 

 

「殺生釘」~謎の多い装飾、鬼瓦につく金物。函館の殺生釘蔵。

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です