携帯もネットもない時代の、女子高生2人旅~アナログ手段で長野県を旅した記録(追記動画あり)

高校時代に作っていたスクラップブック兼スケッチブックに、
1997年(高校一年)の夏休みに、友達と二人で長野県を旅した記録が残っていました。
当時は、携帯電話もネットも使っていませんでした。
今は、切符の手配も宿の予約も、道順も時刻表も乗り換えもすべてネットや携帯で出来ますよね。
でも、当時の私たち、高校生が使える通信手段は
郵便
家の固定電話
公衆電話
の3つだけ。
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どんなふうに旅行したのかな?と
当時の旅の記録をたどってみました。
もちろん、旅の計画から実行まで、友人と二人だけで進めています。
おそらくこれが、自力で行った初めての旅行でした。
上のスクラップページからわかることは・・・
- 宿泊予約はガイドブックに載っていた宿に直接電話をした。
- その後、二人合わせて2000円の手付金を郵便為替で支払った。
- その支払確認で、宿主の方から手書きのハガキを頂いた。そこに道順詳細などが書かれていた。
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そして、無事に宿を予約した私と友人は
時刻表で横浜から長野県の木曽までのルートを調べて
特急と鈍行を乗り継ぎ、長野入りしました。
初日は、南木曽町の博物館、妻籠へ移動、それから蘭(アララギ)の宿・橋本屋さんへ。
この橋本屋さんは開業300年を超える宿屋で、部屋に歴代天皇の肖像が飾られており
また、床の間には寿美花代の博多人形が飾られていました。
また、こちらの宿に宿泊するとサービスとして町の運営する温泉施設を無料で使うことができました。
てくてく歩いて、「木曽路館」という温泉施設に行き
壮大な眺めの露天風呂に入ったことを覚えています。
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もう少し、旅の詳細を見てみます。
翌日は、馬篭の島崎藤村記念館などへ行ったようです。
画学生たちが屋外で油絵を制作していたり、梅のかき氷と五平餅を食べたりしたと記録があります。
正直、きのう読み返すまでこれらの詳細はスッカリ忘れていました・・・
大好きな竹久夢二の絵も見ていますね、よかったよかった。
空いたページには、旅先で出会った人のスケッチや
竹久夢二の絵に喚起されたような絵が描かれていたり。
こんなふうに、スケッチブックを携帯していると
スクラップもできるし、スケッチも日記も書ける んですよね。
これはまた、やってみたいなあと思いました。
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あ!今気づきましたが、
こうやって旅のログをとっていることは
今現在では、現地からインスタグラムやツイッター、フェイスブックに投稿したりすることと同じですね。
このブログもそうだ!
でも、誰とも共有しなくたって
こうして記録をすること自体が楽しかった んですよね。
郵便と電話だけの通信手段でも、ちゃんと遠方とのやりとりは出来ていたし
こういうオフラインの旅、今見返すと新鮮に感じます。
いいなあ。またやってみたいですね。
追記:この記事を書いてから4年が経ち、先日このスケッチブックの動画を作りました。
ぜひご覧ください。
んだんだんだんだ!
みずたまさん、コメントありがとうございます!