「ボロボロなバッグ愛」なぜ 使い込んだバッグが好きなんだろう

高校時代から定期的にやってくるマイブーム、「ボロボロなバッグ愛」。
もともと古いものに惹かれる性質ですが、その中でも「使い込んだバッグ」には目がありません。
素材は、革もしくは布が好きです。
このブログにもいくつかバッグについて書いた記事があります。
新しいバッグではなくて、生活の中で使い込まれたバッグに惹かれます。
革や布で作られたバッグは、年月とともにエイジングが進んで風合いが増していきます。
使う人によって、擦り切れたり色落ちしたり皺がついたりと 表情も豊かに。
そんな過程を経て「ボロボロ」になったバッグがとても好きなんです。
定期的に、「バッグ ボロボロ」で画像検索をしてはため息をついています。
カッコいい、憧れの「ボロボロなバッグ」たちをご紹介。
数年前の雑誌に掲載された スタイリスト北村勝彦氏が 30年使用しているLLbean。
仕事の現場にも海外旅行にも、どこでも連れていく相棒だそうです。
持ち手は、奥様が繕ってくれたそう。何回も洗って繕って、・・・
キャンバストートの代名詞であるLLbeanは、ここまで使い込めるんですね!!
LLbeanではないけれど、私もこの写真に触発されてキャンバストートを買いました。
日々楽しみに、使い込んでいます。
女優・ジェーンバーキン本人の持つ「バーキン」。
ブランドバッグの中でも人気の高いエルメスのバーキン。
このバッグが誕生したきっかけは、エルメスの社長・ジャン・ルイ・デュマ氏が女優のジェーンバーキンさんと飛行機で隣り合わせになったこと。
荷物をたくさん持ち運ぶバーキンさんは、その当時大きな藤のかごバッグいっぱいに持ち物を詰め込んでいました。それを見たジャン・ルイ・デュマ氏が、バーキンさんのために荷物の沢山入るバッグを作ってプレゼントし「バーキン」が誕生しました。
エルメスの代名詞ともいえる高級バッグですが、ジェーン・バーキンさん自身は このバッグをかごバッグと同じように使い倒しています。とにかくモノを詰め込んで、床にも路上にも直接置きますし、ステッカーを貼ったり御守りをぶら下げたり、勿体ながらずに日常使いされています。そうやってボロボロになったバーキンがすごくいい感じで、見るたびに幸せ気分になってしまうのです。
十数年使い込んだというL.L.Beanのミディアムサイズ。
すごくいい風合いですよね!!持ち手のほつれなどをあえて修繕していないのもカッコいいです。
ここまで使い込んでみたいものです。
海外のサイトで見つけたエイジングの進んだ革バッグ。
革製品は、乾いた布で磨いたり革用クリームをすり込んだりして、お手入れをすることで長く美しい表情を楽しむことができます。
でも、お手入れをあえてしないでガンガン使い込むのもすごく面白そう。。
こわくて新品の状態からはなかなか出来ませんが、アンティークでダメージを受けた革バッグを入手して、エイジングを楽しむのは一度やってみたいです。
好きの理由が分からない、そんな存在が「ボロボロのバッグ」。
私はコレクターではないので、特にボロボロのバッグを集めているわけではありません。
どちらかというと、モノは増やしたくないほうです。新しいバッグを買うよりは今あるバッグを使い込みたい。
だから所有欲から「ボロボロのバッグ」が好きというわけではないんです。
そして、「なぜこんなにもボロボロのバッグが好きなんだろう?」と考えてもよく分かりません。
以下、私がボロボロのバッグ愛を感じるケースを書き出してみます。
- 誰かがボロボロのバッグを使っている様子を見るとき。
- 自分のバッグが使い込んでくたびれてきたとき。
- 雑誌やネット等でボロボロのバッグに関する記事や写真を見るとき。
- ボロボロのバッグへの愛を誰かが語る、その内容に触れたとき。
- ボロボロのバッグについて思いを馳せているとき。
- ボロボロのバッグについてブログを書いたり誰かに話したりしているとき。
- 街中で、いい感じにボロボロになりそうなバッグをみかけたとき。
- 以前見かけたボロボロのバッグを思い出しているとき。
- 自分のバッグがボロボロになる未来を夢想しているとき。
傍から見たら、ただボロボロのバッグを前にして ボケーっとしているだけに見えることでしょう。
しかし私自身は、幸せな気分に包まれてうっとりしている至福のひとときなのです。
譲れないポイントとしては、わざとダメージを与えてボロボロにしたバッグではなくて
生活の中で使い込まれて、自然にボロボロになったバッグが好きだということです。
けっこうレアな存在だと思います。時短でどうにか出来る存在ではないんです。
ボロボロのバッグについてブログを書いていたら あっというまに週末の夜が終わりそうです。
今夜も「バッグ ボロボロ」で検索をしながら眠りにつきたいと思います。