ドラマで食事シーンが多いのはなぜ?ストーリーを進めるために食事シーンを使う理由10個。「半分、青い。」
2018年現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」は
中盤あたりから、登場人物が食事をするシーンが多くなりました。
とくに、100円ショップのオーナー3姉妹は、しょっちゅう何かしら食べていましたよね。
たまに、そこに鈴愛ちゃんら他の人物も加わって、食べる食べる。
本日放送の、鈴愛ちゃんのご実家でのひと悶着シーンも、
食卓を囲んで飲み会の最中でした。
これらの食事シーンでなされていたことは、何だったでしょうか?
そう、登場人物の井戸端会議、おしゃべりです。
だまって食べている人物は一人もおらず、とにかく皆さん、しゃべるしゃべる。
そして、何をしゃべっているのかを聞いてみると・・・
これが、 ドラマのストーリー(あらすじ)を説明したり、解説したりする内容なのでした。
そもそも、岐阜のふくろう商店街で鈴愛ちゃんたちがいきつけだった喫茶店、
そして東京でも、そっくりな喫茶店が出てきて
そこでも色々とストーリーが展開していきました。
いつも、何かしら食べながら・飲みながら、このドラマのストーリーは進行してきました。
なぜ、こんなにも食事シーンが多いのでしょうか?
ストーリー上に、食事シーンを出すメリットを10個、挙げてみたいと思います。
- 食事シーンは、登場人物が集合する理由になる
- 食事シーンは、人物がおとなしく座っているだけの場面でよい
- 食事シーンは、食べる以外には話すしかないので、人物に話をさせることができる
- 食事シーンは、それぞれの人物のキャラクターを描きやすい(食べ方や好みなど)
- 食事シーンは、食べ物が登場することにより、視聴側の目を楽しませることができる
- 食事シーンは、人物が「食べる」動作をすることで場を持たせることができる
- 食事シーンは、不自然な展開でも、食事という日常の場面なのでカモフラージュしやすい
- 食事シーンは、その作品の 時代・土地・家庭環境 などが食卓の内容で表現しやすい
- 食事シーンは、俳優たちの飲食場面が見られるため、視聴側が親近感を抱きやすい
- 食事シーンは、人物の会話だけでストーリー展開を説明させることに適している
・・・きっとまだまだメリットはあります。
食事シーンのメリットは、おそらく∞(無限大)のはずです。
だからこそ・・・だからこそ、お話(ストーリー)をつくる際には、
食事シーンは多用しないことが大切になってくるのです。
とても効果的なテクニックだからこそ、
大事なとき、ここぞというときに差し挟んでくるのが「食事シーン」だった・・・はず。
・・・・という内容をTwitterでつぶやきたかったのですが、どうにも長くなりすぎてしまうために
ブログに書きました。
食事シーン、好きなんですよ。
だからこそ、脚本上では大事にしてほしいです・・・