映画「タイタニック」に登場した絵画(ジェームズ・キャメロン監督制作)の元となった写真集

(2011年のブログ記事をリライトしたものです)

 

大ブレイクした ジェームズ・キャメロン監督による映画「タイタニック」(1997)。

その中で主人公が描いた作品として登場する絵画(スケッチ)は、監督ジェームズ・キャメロン自身の手によるものだということは有名ですが

 

 

当時、この映画を観たときに、私が所有している写真集同じ絵柄の作品が収録されていることに気付きました。

しかし、当時中学生だった私はその後ずっと気にかかりながらも そのまま深く調べることはありませんでした。

 

最近、たまたま「タイタニック」を観返していて 改めてこのことが気になったので、メモ的な記録として書いておきます。

 

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写真集

サリー・マン「イミディエット・ファミリー」(1992)


SALLY MANN [Immediate Family ]

 (私が所有しているもの)

「aperture」写真集紹介サイト

「sallymann.com」サリー・マンオフィシャルサイト

(私は、この写真集を1994年に横浜市青葉区青葉台駅前に当時あった「文教堂書店」で購入しました。)

 

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こちらのyoutube動画の、タイタニック映画本編では

0.13(奥の手のデッサン)

0:16(老人と幼児のデッサン)

のシーンで、サリー・マン「イミディエット・ファミリー」に収録されている写真と同じ絵柄のデッサン作品が映っています。

 

 

以下の写真作品と同じ絵柄のデッサンが確認できましたでしょうか?

(サリー・マン「イミディエット・ファミリー」より抜粋)

 

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画家やイラストレーターが、他者の写真作品をもとに絵を描くこと。

 

練習や習作では珍しくありませんが、そういった作品を自分のオリジナルとして発表する時には、色々な問題が絡んできますから 控えるべきだと私は思います。

盗作・剽窃の問題は根深く難解なので、そこでエネルギーを費やすくらいなら

自身の作品に集中したほうがよいのではないでしょうか。

 

「タイタニック」の監督・ジェームズ・キャメロン氏はお母様が画家で また様々なヒット作品の美術を手がけられてきたこともあり、描くこと・絵画には造詣が深いため ギリギリのラインで

写真作品をもとに描いた自身のデッサン作品を映画に登場させたのでしょう。

 

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今回取り上げた写真集 サリー・マン「イミディエット・ファミリー」は、素晴らしい作品集として評価を得ながらも

未成年のヌードが収められているということで、問題視されていたものです。

私の個人的な見解では、監督が写真家に個人的な許可を得たうえで

写真作品をもとにスケッチを描き、映画に使用したのかな・・・と思っています。

 

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主人公ジャックが画家志望で、ピカソなどの作品も映画中に登場する「タイタニック」は当時何回も観ました。王道すぎるラブストーリーですが、伏線やちらりと映るセットなども面白いんですよね。

何回も観たから この記事で取り上げたジェームズ・キャメロンによるデッサンにも気付いたわけで、こういう小道具にもストーリーがあるから映画はおもしろい!

「タイタニック」、ヒット当時は四六時中このテーマソングを聴いていたおかげで、このテーマソングを聴くと一気に90年代の空気がよみがえってきます。

クリスマスが近づくと、今でも街中のBGMでよく流れますね。

映画「タイタニック」に関する豆知識的な記事でした。

こちらの記事もあわせてお読みください。

 

http://whity.site/archives/22128

 

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