読書歴の動画をアップしました&「少年」縛りで本を読んでいた時代のこと

私は本が好きです。
ここしばらく読書から遠ざかっていたのですが
急に「本が読みたい!」というマイブームがきて
函館の老舗古書店に行ってきました。
やっぱり紙の本が好き。
紙媒体で読む充実感は、手放せません。
本日、函館の古書店 浪月堂で入手した3冊。
北の女性史は、手が出ない値段だったのがたまたま値下げしていました。
私説 東京繁昌記は、大好きな時代の東京がぎっしり。
ニジンスキーの手は、このカバーのが欲しかった!値段がついておらずハラハラしながらレジへ。破格で店主さんに2回確認しました pic.twitter.com/346iBLD0lT— 白い紙通信 (@tukiasa2) May 13, 2022
2014年の3月13日も、棒ニ森屋の古本市で古書を買ってホクホクしていたみたいです(fbの投稿より)。
古書で集めがちな傾向は変わらず、生活、風俗、民俗、昭和、戦後、性差、伝承、美術あたりが大好きです。
だから浪月堂さんは本当に天国。 https://t.co/b7fpRJcTLh pic.twitter.com/jMi4rnudB9— 白い紙通信 (@tukiasa2) May 13, 2022
久しぶりに読書が出来た喜びから、
好きな本について語りたくなってしまい
勢いにまかせるように動画をアップしてしまいました。
ここからは動画で話していない読書歴です。
中学生の頃から大学生にかけて、
「少年」とタイトルについている本を片っ端から読んでいる時期がありました。
それも、図書館で借りて読むのではなくて
自分で購入していました(お小遣いの許す限り)。
自覚していませんでしたが、
今思えば、あれは
たぶんコレクションだったんだと思います。
1990年代後半から2000年代初頭にかけて発売され
一般書店に並んでいだ「少年」とついた本はだいたいチェックしていたはずです。
好きなものは、なんとか入手して本棚に並べていたと思います。
あれはなんだったんだろう、と
上にリンクした動画をアップしたあとに思い出して、
とりあえずブログに書いておこうと思ったわけです。
「少年」とタイトルにある本を集めていた理由
きっと影響を受けたのは
「花の24年組」と呼ばれる漫画家たちの作品だったと思います。
萩尾望都先生の、少年が登場する作品はとくに好きでした。
それまで意識しなかった「少年」という存在の不思議さに魅せられたキッカケは
たぶん耽美的な漫画作品だったんだと思います・・が
私は現実の「少年」に憧れていたわけではないのです。たぶん。
私には弟がいるので、現実生活では「リアル少年」と生活をしていました。
弟を見ていると、10代の男の子は本当に大変だし
過酷な生活だなあと感じていました。
「リアル少年」はとにかく怪我やケンカが多くて、学校生活も窮屈そう。
家族とも衝突するし、
遊びたいざかりなのに束縛も多くて大変そう。
耽美要素も憧れ要素も、
現実のリアル少年には 感じませんでした。
弟にはただ 無事にいてほしい、元気で過ごしていてほしいと
思っていました。
私はたぶん「少年」とタイトルのつく作品に
自分から逃れるファンタジーを見ていたんだと思います。
「少年」は、自分と近い年齢だけれど、
まったくの別者です。
「少年」は、たぶん純粋でまっすぐで 臭みがない。
自分と正反対の存在かもしれない。
「少年」という存在に、ファンタジーを見て
「少年」とタイトルにある本を読んで
自分から出来るだけ離れたかったんだと思います。
10代は、自分自身ですら
もてあます時代でした。
現実生活から離れたかった。
だから「少年」という 実態のわからないファンタジーを求めて、
様々な書き手による「少年」を読んで、
コレクション欲も満たして
遊んでいたんだなと思います。
今度は、この「少年」とタイトルにある本のことを
動画で語ってみようかな?