武士・サムライ(新撰組)キャラクターイラスト描き方|水彩絵の具による塗り方コツを写真5枚で解説
今日は、新しいポストカード用のイラストを描きました。
函館らしいテーマとして、新撰組と五稜郭を選びました。
まず、紙にシャープペンシルの2Bで下描きをします。
全身像の場合は、足元に重心がしっかり乗るように
地面と足元をとくに気を付けて描いていきます。
下描きができたら、全体のイメージを確かめつつ水彩絵の具で塗って行きます。
淡い色・明るい色から塗り始めます。
最終的に使いたい色を100パーセントの濃さと考えてみます。
最初からその色は塗らずに
20%~30%くらいの薄さの色を塗っていきます。
徐々に濃い色にしていくことで、立体感や透明感のある画面に仕上がります。
細部がどんなふうになっているのか、イメージしながら塗り進めていきます。
着物の厚み・風の流れ・身体の動きに沿ったシワの動き・・・など、イメージできるものはたくさんあります。
こういった細部を全部描かないにしても
自分でイメージしながら描くことで、雰囲気が出来上がっていきます。
だんだん全体が見えてきました。
細部で手を抜かないように、気をつけながら塗っていきます。
今回のイラストの場合は、手描き(アナログ)の質感を出したいので、
わざと目立つ色をポイントに使ったり、にじみの跡をつけたりして「水彩手描きでしか出来ない効果」を目立たせています。
全体に筆が入って、ひとまず完成です。
アナログでしか生まれない手描きの面白さを出したかったので
わざと完璧に塗りこまないよう、
ところどころに隙が生まれるように塗っていきました。
また、色味は明るく淡い色を基調にしているぶん
ポイントとなる顔まわりや五稜郭の模様・足元などは、シャープな描写になるよう留意しました。
こちらのイラストはポストカードにするため、このあと手描きの画像をPCに取り込んで調整し印刷しました。
(現在函館市松風町7-6 Jazz spot Leaf さんにて委託販売して頂いています。)
手描きの水彩画は制作に時間がかかるぶん、偶然性のある効果が生まれたりするので とても面白いです!
私は自分の使いたい水彩絵の具の色だけをパレットに入れて、
オリジナル水彩パレットを作っています。
↓こちらの記事でパレットの構成を書いています↓