菊地政義・大輔 親子展(第五回目)2回行ってきました

「私が書くのはおこがましい」とためらっていたのですが、

検索してみてもこの素晴らしい画家さんの情報があまりに少ないので、僭越ながらブログに書きたいと思います。

 

大先輩であり、大好きな画家さんお二人(親子)の絵画展に行ってきました。

 

【 菊地政義・大輔 親子展】

会期:8月12日(木)~8月17日(火)

会場:函館市本町31-22いしい画廊

 

 

一昨年、初めて二人展を拝見してファンになり、そのあと「はこだて・冬・アート展」でも作品を拝見しました。

二年に一回のペースで開催されているというこちらの二人展は、今年で5回目。

初回の開催から10年目となるそうです。

「一昨年まで、なぜ知らなかったんだろう。バカバカ!」と自分を責めてしまうほど

素敵な展覧会なのでした。

主人とずっと楽しみにしていて、

1回では足りず2回、会場であるいしい画廊に足を運びました。

 

 

前回の2019年会場では、大輔氏の描かれたりんごに感動して「欲しい!」と思ってしまったのですが

今回はカボチャを描いた一枚に、目が釘付けになりました。

紫がかったグレーの背景に、色調を抑えたカボチャが置かれています。この1枚が、忘れられません。

 


 

90代の政義氏の作品、今回はルオーの模写が中心となっていました。

ベテランの画家が、現在も勉強のために名作を模写されているというのは

本当にすごいことです。

至近距離で絵肌を見ながら、ここまで描ける状態でもなお学びたいことがある・・という事実に

頭の下がる思いでした。まだまだひよっこの自分を痛感し、頑張っていこうと勇気を頂いた次第です。

 

 


 

今回、初めて大輔氏の人物画を拝見しました。

写実で描かれた人物像。その涼やかな闇と、技術を超えてくる迫力に目が覚める思いでした。

写実描写は練習すれば出来るという認識があるかもしれませんが、とんでもありません。

自分を見つめ、鍛錬してコントロールできる部分が増えても、なお超えられない壁というのが存在します。

それを分からせてくれるのは、ベテランの画家による真摯な作品なのだと思います。

素晴らしい作品を ありがとうございました!

 

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