関東から北国への移住①「移住を決めた理由」と「移住に際して考えたこと」

一度きりの人生。思い切って違う土地に住んでみたいけれど

移住するには不安もありますよね。

今後、このブログでは「30代からの北国移住」をテーマに不定期で書いていきます。

 

地方への移住。とくに北国となると

雪は大丈夫?関東との違いは?仕事はあるだろうか・・・

と、気になることもたくさんあるはず。

 

2011年の震災をきっかけに、神奈川県横浜市から北海道の函館市近郊・七飯町へ移住してもうすぐ8年。現在 自営業者(絵描き/教室運営)である管理人が 関東から北海道へ移住した経験をもとに不定期で書いていきます。

 

第一回目の内容は「移住を決めた理由」と「考えたこと」です。

 

【記事を書いている理由と根拠】

  • 移住のリアルな1例を発信したい。~自治体などによる人口を増やす/事業を運営する目的の情報ではなく、リアルに1個人が試行錯誤した内容も参考にしてほしいから。
  • 移住に限らず、これから新しい生活をしたいという人と情報交換をしたいから(お気軽にコメントをください)。
  • この記事を書いている管理人自身、30代のスタートとともに北海道移住を実行。同世代のリアルな移住経験を知ってほしいから。
  • 移住から8年が経ち、今ならある程度 移住についてまとまった内容が書けると思ったから。

 


今回の内容は以下になります。

 

  1. 移住を決めた理由⇒ 「仕事のためではなく人生のために生活していきたい」
  2. 移住を決める際に考えたこと⇒「衣食住は大丈夫?」

 

 


 

  1. 移住を決めた理由 「仕事のためではなく人生のために生活していきたい」

いま、生活の中心にあるものは何でしょうか。

ほとんどの人が「仕事」と答えるかもしれません。

管理人も20代の間はずっと、仕事を生活の中心に据えていました。

 

移住を考える前、管理人は神奈川県横浜市でフリーランスの漫画家・イラストレーターとして生活していました。また、年に一回は絵画の個展を開いていました。

また平行して某デパートの小売店で週3~4日ほど働いていました。

1人暮らしで贅沢はできない収入でしたが、ずっと目指してきたクリエイターとしてのお仕事と バランスのとりやすい接客のお仕事をかけもちする日々は充実していて楽しいものでした。

しかし、2011年3月、東日本大震災をきっかけに生活は一変します。

 

 

震災後、しばらくJR全線も復旧せず 仕事場へ行くことが難しくなりました。

やっと仕事場へ行っても、計画停電でビル全体が閉館だったりして 収入は激減。

そんな時 リタイアして北海道へ帰っていた家族が横浜まで来てくれました。(両親は北海道出身で、神奈川県で長年働いたあとに故郷へ戻っていました)。

1人きりで、たびたび起こる計画停電のため真っ暗闇の部屋で過ごしていたこともあり

心底 家族がいてくれることのありがたみを感じました。

 

生活が今後立ち行くかどうか不安な中、

今後もずっと首都圏で働いていくのか?それ以外の道はあるのか?

いくつかの選択肢を考え、自分に問いかけました。

 

 

「なぜ、私は関東に住んでいるのか?」

その答えは

「仕事があるから」でした。

でも、震災が起こって その仕事も今後どうなるか分からない状況となりました。

そして

「関東にしか仕事はないのか?」と問いかけたとき

答えは

「他の土地にも仕事はある」でした。

 

 

・・・また、他の人と自分を比べてみて、その違いから気付くこともありました。

私は震災後の状況で「他の土地への移住」を考えました。

でも、友人や仕事場の同僚の中には 震災をきっかけに「移住」を考えている人はあまりいませんでした。(もちろん何人かは移住計画をたてて実行していましたが、少数でした)。

ということは、私は「移住」をしたいんだ。

震災後の混乱で毎日が不安だったけれど

移住することを考えてみると わくわくする気分になりました。

 

このまま関東に住み続けることも出来るけれど

私自身が「移住をしたい」と思っているんだな、わくわくしているんだな、と気付いたのです。

自分の人生の中で、様々なリスクがあるかもしれないのに

わくわくしながら「○○をしたい」と思うことって、滅多にありません。

 

また ちょうどその頃、インターネットでデータをやりとりしながら漫画やイラストのお仕事をしていましたので

ネットさえあれば離れた土地でも漫画・イラストの仕事ができる気がしました。

 

「仕事は他の土地にもある」

そう思えたので、

「仕事よりも人生を優先させてみよう」

という気持ちになりました。

結果、管理人は 関東から北海道への移住を決めました。

 

 


 

2・移住を決める際に考えたこと「衣食住は大丈夫?」

移住を決めるとき、まっさきに考えるのは衣食住だと思います。

着るもの・食べるもの・住むところ。生活基盤があるかどうか、です。

管理人の場合は、両親の故郷が北海道だったので親せきもたくさん居ましたし

幼いころから何回も北海道に行っていました。

子ども時代から ずっと北海道に住みたいと思っていたので、それを実現するなら今しかない!という勢いもありました。

 

全く知らない土地で一人で住みたい、というよりは

子ども時代からずっと好きだった北海道で新しい生活をしたいと願った上での移住だったのです。

ですので、幸いなことに住むところは交渉し確保した上での移住でした。

もちろん自分で働いて収入を得ながら生活基盤を作っていくことになるので

安定するまでの資金は必要です。私の知り合いで関西から東北へ移住した方からは、移住資金として数百万円を貯めてから実行したと聞きました。

管理人の場合は、準備期間ほぼゼロでの移住でしたので

引っ越しやらなんやらで貯金は底をつきました。

ですので、まっさきに営業活動をし、オンラインでやりとりできるイラスト・漫画制作のお仕事を見つけて

移住直後から仕事をしていました。

 

 

移住を考えている方には、色々なケースがあると思います。

新しい土地での衣食住を確保するために

  • 「収入源」
  • 「人間関係」
  • 「住む場所」   どれかひとつは事前に作っておきましょう。

結論として、移住先を決める際には「縁のある土地」を選ぶのがいいということです。

私のように親族が住んでいたり、知人友人が住んでいたり 何回か訪れていて思い入れのある土地など。

きっと移住を考える人の多くは、既に「あの土地に住んでみたい」というイメージを持っているはずです。

そして その思いに+αして「収入源」「人間関係」「住む場所」を作ることは、行動力があれば可能になってきます。

  • 「収入源」
  • 「人間関係」
  • 「住む場所」

を考えた上で、移住に踏み切るのがおすすめです。

 

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