「紙媒体のすすめ」高校時代学習塾に通わず模試(国語)で全国2位を獲った理由。

 

私の数少ない明るい勉強ネタとして

「高校3年生の時に受けた河合塾の全国統一模試で全国2位の成績をとった」というモノがあります。

当時は偏差値85くらいでした。
(注)ただし、国語のみです。他の教科は、たぶん平均くらいなので覚えていません。

勉強全般が出来たというわけではなく、数学に至っては赤点ギリの時期もありました。

なのでこの記事は、おもに国語(+小論文や英語の長文問題)の勉強についての振り返りになります。

 


 

学習塾に通わず高得点を獲れた理由

国語という教科はずっと好きでした。

小中高と、国語や古文の教科書は貰ったらすぐに読み、授業でやる頃には読み飽きてしまっているくらいに好きでした。

好きだけでは成績に反映されないので 国語の学習方法が気になるところですが、

私は小中高通して学習塾には1度も通ったことがありません

 

(高校時代は美大受験の予備校には通わせてもらっていましたが、そこではデッサン等の実技ばかりやっていました。
進研ゼミもやっていましたが、テスト前に集中的にやるくらいでまじめな受講者とはいいがたい状況でした。)

それなのに高校3年生という時期に

なぜ全国2位の成績がとれたかというと、

「本を読んでいたから」です。


 

娯楽だった読書が成績を支えてくれた

私が好んで読んでいたのは、好きな学者さんのエッセイとか、美術関係の解説書とか、好きな作家や俳優の対談、インタビュー記事などでした。
「興味のあることについて知ることが出来る書物」が好きで、今でもそれは変わりません。
うちは両親共働きの鍵っ子でしたし、ゲームもないし、テレビもそんなに見ない。

単純に、読書が娯楽だったのです。

 

読書をしていると、書き手ならではの文脈が見えてきます。

その文脈の流れを感じ取りながら読み進めると、言わんとしていることが前方にうっすらと見えてくる感覚があるのです。

国語の文章題や英語の長文問題では、そんな感じで「言わんとしていること」が解答として見えてくるのです。

その解答と思えるものが、文章題の中で決定的になるポイントを拾うことができれば

それがイコール設問の解答として残ります。

 

ちょっと説明がしづらい部分でもあるのですが

長文を読みなれていると、先の内容と 内容の核になる部分を 把握しやすくなる、ということです。

 

そして、その 長文に馴染むための読書を支えてくれていたのが

町の本屋さんと学校の図書室でした。

 

住んでいた団地街に「明和堂」という小さな個人書店があり、よく通いました。他に徒歩圏内に古本屋2店もありました。

小中学校は、公立の小さな学校でしたが、読みたい本は図書室に沢山ありました。

大人でも楽しめるような多ジャンルの蔵書があり、興味のなかった分野を開拓したりもしました。

 


 

テストが「紙」なら、「紙媒体を読む」のがおすすめ。

学力アップのためにはテスト勉強をすればよい、という風潮は見直されてもよいのではないかと思います。
読解力があればクリアー出来る設問も、教科問わずあります。

読解力を上げるには、とりあえず紙媒体の文章を色々読むことです。

 

ネットやスマホ、タブレットの文章でもいいのかもしれませんが、

勉強の際のテキスト本やテストが紙媒体であるなら 同じように

紙媒体を読むのが一番だと思います。

小中学校時代に楽しんで読書をしていたおかげで、未だに長い文章を読むことや、興味のない分野について読むことはあまり苦にはなりません。
それでも、十代の一時期よりは集中力も読解力も落ちたかも?と思います。

主人が分厚い専門書を開いてよく調べものや勉強しているのですが、私にはそこまでの底力はあまり無いです。

でも、現在も常に何かしらを読んだり書いたりして生活をしています。

 

 

紙媒体がどんどん減ってきている昨今ですが、

大好きな書店もどんどん無くなってしまい、とてもさびしいです。

紙媒体の読み物に気軽にアクセスできる環境、守っていかなければと思います。

 

 

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