絵・イラストで形を描くのが上達するカンタンな「ものの見方」を解説(動画あり)
※写真や実物を見ながら絵・イラストを描くとき、この方法をやることで正確な形をつかむことができます。
形を描くのが難しい!?ポイントは「見るコツ」にあります。
絵を描くとき、何かを見ながらその形を描こうとして
どうしても思い通りの形が描けないことってよくありますよね。
私も子ども時代から絵を描いてきた中で、形をうまく描けなくて試行錯誤してきました。
そんななか
小学校の頃に自分で「把握した!」と実感したポイントがありましたので解説します。
それは、目で見た「モノとモノの間隔」を把握して、紙面に写すということです。
図で示すと・・・
このような顔の絵を見るときには、
こんな感じで、
スキマの部分に注目するということです。
何かと何かとの間にある空間
画面では 空白に見える部分をつかみとって、
画面に再現できれば
対象と似たものを描くことが出来ると言えます。
そのモノよりも、モノとモノとの「間隔」を見るという感じです。
「福笑い」を思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
目鼻口・・・といったパーツそのものの形は変わらなくても
そのパーツの位置によって→間隔によって
色々な顔に見えますよね。
福笑いでいうところの目鼻口を
目に映るものに置き換えてみると・・・
間隔を 目でみたままに画面に描く
ことによって
実物に近い(ように見える)ということです。
このことに、私は小学校4年生のときの習字の授業で気付きました。
私はお習字を習ったことがなく、お手本通りに文字を半紙に書くコツがわからなかったのですが
文字そのものの形よりは、文字の周りにある空白をよく見ることで
文字がどんな形をしているのか
が見えやすくなったのでした。
↓文字で表すと、こんなイメージです。この字を見る時には・・・
↓こんなふうに空白や余白、「間隔」を見るイメージです。
それまで、何枚書いても合格をもらえなくてお習字の授業が苦手でしたが、
このコツに気付いてからは、なんとなく自分なりにお手本に似たものが書けるようになりました。
そしてこれが、絵・イラストを描くとき、正確な形をつかむことができる「ものの見方」なのでした。
ぜひ、やってみてください♪