第一回「人形研展」に出品しました(2025.12.13~20 東京都美術館)

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2025年8月半ば、たまたまSNSで公募展「人形研展」の作品募集案内が流れてきました。

そこには、子ども時代からの憧れである四谷シモン氏が「審査員長」と記されていました。

 

 

「四谷シモン?」

この名前に、目を疑うほどビックリしました。四谷シモン氏の作品は、寺山修司や状況劇場などに憧れた10代から、写真では見る機会がありました。

洗練されている造形美のなかに肉体のもろさや感情のゆらぎが宿っている、人形にしか醸し出せない実在感とファンタジーがとても好きになり、かつて成瀬にあった私設美術館や札幌芸術の森美術館へ実物を見にいきました。

そして実際に四谷シモン氏の人形を前にすると、ドキドキするよりもなぜか気持ちが落ち着き、安らぐのを感じました。

 

作品は探せば見ることが出来るけれど、ご本人の存在は常にミステリアスで、「歴史上の作家」という認識でした。

だから、公募展に四谷シモン氏が関わられるなんて…本当にビックリでした。

 

 

つくづく自分でもミーハーだと思います。

私は「四谷シモン氏に、自分の作品を見てもらえる機会が1%でもあるのなら」、という理由で「人形研展」への参加を決めました。

ちゃんと作品として人形を作ったこともないのに、です。

 

公募展「人形研展」主催 現代人形研究会のウェブサイト→ https://www.gendainingyo.com/

 


 

そんなこんなで、8月後半から人形制作をスタートし、11月の作品締め切りに合わせて応募しました。

 

制作はとにかく楽しく、難しかったり大変だったりという記憶が一切消えるほど夢中になりました。

もともと人形が大好きで、与勇輝作品や吉田良作品を見に行ったり書籍を集めたりしていました。

子ども時代にはジェニーブームもあり何十着もお人形の洋服を手縫いで作っていました。

ただ、自分が人形制作に入れるとは、なぜか思っていなかったのです。キッカケもありませんでしたし、趣味としての人形が好きだったのもあります。

 

けれども、作り始めたら本当に楽しくて。まだスタートの前に立っている、初心者ちゅうの初心者なので怖いものなしでした。

 

初めての創作人形を、2体同時進行で作りました(一体失敗しても、スペアがあれば安心なので)。

そうして仕上がったうちの一体「松風町」がこちらです。

 

 

 


 

 

 

『人形研展』最終日、審査員の先生、理事、作家や関係者の方々が集まり受賞式が執り行われました。

憧れの四谷シモン先生の言葉が胸に響きました。 この日聞いた言葉、忘れられません。帰り際に四谷シモン先生と目が合い、笑いながら会釈交換をできたときには…嬉しさのあまり気絶寸前でした

 

また、杉田明十志先生に、会場撤収後に作品の講評をして頂きました。 自分の人形を、先生にこんなふうにご覧頂けたとは…緊張と喜びを噛み締めています。

私の作品に投票してくださった方が予想以上にたくさんいらして、函館ご出身の方からのメッセージもあり、本当に嬉しいです。 ご来場くださった皆さま、ありがとうございます 。

 

 

作家の方々ともお話させて頂き、制作をスタートしたばかりの私にはメリーゴーランドのように幸せなひと時でした。皆さま本当に優しくて…素晴らしい経験となりました。

撤収作業では、東京都美術館のバックステージツアーさながらの体験をさせて頂きました。

 

私はこの公募展『人形研展』に出すために人形制作をスタートしました。

函館人形はシリーズ化を進めており、三作目に取りかかっています。

 

 

これまでとおりに絵画制作と発表、そして美術の道を函館で歩み続ける道に、新たな楽しみと夢が加わりました。 東京都美術館は、20代のときに何度か作品展示して頂いた思い出の場所です。 この美術館で、新たな作品をたくさんの方にご覧頂けた今回の『人形研展』は大きなターニングポイントとなりました。

 

さいごに、このような素晴らしい公募展を企画運営してくださった現代人形文化研究会の理事および会員・関係者の皆さま。本当にありがとうございました。

 

 

公募展「人形研展」主催 現代人形研究会のウェブサイト→ https://www.gendainingyo.com/

 

 

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