描きやすい水彩画スケッチの手順 人物・肖像の描き方

10 10月 2019

 

描きやすい水彩画スケッチの手順 

人物・肖像の描き方です。

水彩画は、失敗するとやる気が失せてしまうこともありますよね。

失敗しない・描きやすい水彩スケッチのコツとしては

  1. 下描きをきちんとすること
  2. 最初から濃い色で描かないで、薄い色からだんだん濃い色をのせていくこと
  3. 影に入れる色(例・ブルー系)、肌に使う色(例・イエロー系)をきめて 交互に使いながら進めること

です。

 


 

まず 下描きです。

今回使用するのは

クレタカラーの「モノリス」。

このようなメタルケースのフタを開けると

何種類ものスケッチ・クロッキー用品がセットされています。

今回使う「クレタカラー モノリス」。

全体が鉛筆の芯のようになっている画材です。

まず、ざっくりと全体の形を描いていきます。

細かいところはあとから描くので、

筆圧弱め、線もゆるめです。

全体をゆるく描いたあと、

もう一度見直して くわしく描けそうなところを描きこんでいきます。

形を直したい部分は練り消しゴムで微調整していきます。

コツは、全部消さないで部分的に消すことです。

まちがったと思って全部消してしまうと、なかなか絵が進みません。

どこが違うのかを見きわめて、細部だけ消して直す

手をかけたぶんだけちゃんと仕上がって行きます。

形が決まってきたら、うすく影を入れていきます。

ここまでは、モノリスの柔らかい線で描いてきました。

さらに細部をシャープな線で描いていきたいので

クレタカラーの2B鉛筆に持ち替えます。

人物を描くときは、顔や手足ばかりを描きがちですが

服や髪の毛なども同じように手をかけることが大事です。

下描きの段階で 全体が同じ密度で描かれていると

そのあと水彩絵の具で塗るときに 絵の具のにじみやボカシを活かすことができます。

下描きが十分できていないと、形をしっかり把握できないまま塗り進める原因になり

にじみやボカシといった効果を使っても

効果ではなく手抜きに見えてしまうことがあります。

 


 

次に、水彩絵の具による着彩です。

 

今回使用するのは セヌリエの透明水彩絵の具です。

 

私はこのようにメタルケースにハーフパンタイプを敷き詰めて使っています。

 

まず、画面全体を水筆で濡らします。

画面が濡れているうちに、ベースとなる色を淡く入れていきます。

こうすることで自然なにじみが広がって行きます。

背景・影となる部分・ニュアンスがほしい部分にブルー系をにじませました。

顔など肌の部分にイエロー系をにじませていきます。

ぺったり塗るのではなく、色味を感じるていどににじませます。

髪の毛など濃い色の部分は、

とくに暗い部分のみ 濃いイエロー系をにじませます。

服は白くしたいので、明るいスカート部分はあえて塗り残しています。

イエロー系がなじんできたら

再度 影の部分にブルー系をのせていきます。

足元などの影は

グリーン系にレッド系をまぜて 深みのある渋い色で描きます。

足の指やスカートの影になっている足などは

あえて血色感を感じさせるレッド系をのせて ポイントを作ります。

 

全体を淡く塗っているので

顔の描きこみも薄い色から重ねていきます。

 

 

最後に、瞳の中にハイライトを入れます。

ハイライトを入れる前に瞳の中心に暗い色をのせておくことで

さりげないハイライトが活きてきます。

 

 

このように仕上がりました。

 

失敗しない・描きやすい水彩スケッチのコツは

  1. 下描きをきちんとすること
  2. 最初から濃い色で描かないで、薄い色からだんだん濃い色をのせていくこと
  3. 影に入れる色(例・ブルー系)、肌に使う色(例・イエロー系)をきめて 交互に使いながら進めること

です。

 

 

ぜひ ためしてみてください!