安田祐子作品展「白雨の余韻」

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先日、函館在住の画家・安田祐子(やすだゆうこ)さんの個展に行ってきました。

安田祐子さんの作家活動は長く、北海道教育大学函館校芸術文化課程(美術)在学中の2006年より作品展を開催されています。

 

私が初めて安田祐子さんの作品を拝見したのは、2010年に函館ベイギャラリーにて開催された「INNOCENT秋元美穂×安田祐子作品展」 のフライヤー上でした。

当時、私は東京で活動していましたが、いつか函館に移住したいという思いがありました。

 

そんな時に、旅先として訪れた函館市地域交流まちづくりセンターにて、フライヤーにプリントされた安田祐子さんの作品を見ました。

「函館に、こんな女性作家さんがいるんだ。こういう作家さんがいる街なら、函館で絵を描いて暮らしていけそう。」

と感じました。

安田祐子さんの絵が好みだったから、とかフライヤーが素敵だったから、とか、そういう理由はもちろんですが、それだけではありません。

「ひとりの絵描きとして、若い女性が自分の力で発表活動をしている」という背景がそのフライヤーから伝わってきたのです。

自己表現をしたいとか、アートへの憧れとか、そういうことの先にある「生活・暮らし・人生」と絵画表現がちゃんと繋がっているように見えました。

安田祐子さんの存在は、当時の私にはとても「頼もしい」メッセージとなって心に留まりました。

 

このとき、私が感じた「頼もしさ」は作家さんが個展のたびに 繰り返しステートメントに記載されてきた内容にも表れています。

安田祐子さんは、常に「働きながら絵を描いている」のです。ご自身の絵画を育ててこられた二十数年間、その制作背景も、ご自身の手で作られてきたのがこの作家さんの強さだと感じます。

 

 

前置きが長くなりましたが、そんな安田祐子さんの三年ぶりの個展にお邪魔してきました。

 

 

会場は、函館市東川町にある「room」。

数年前には、たしか「やさいばーみるや」というレストランだった場所でした。

 

解放感あるギャラリースペースに、安田祐子さんの新作が並びます。

私が好きな、空の連作もありました。高い位置に展示されている空の絵画を見ていると、なんだか生活感の中からふわっと飛び立つような気分になりました。

 

 

おともに連れて行った 函館のあみぐるみ作家「lapisさん」作のヒツジさんとともに。(撮影許可済)

 

複数の団体展に所属しながら、絵画教室や美術部の指導をして、ご自分の作品も積み重ねている安田祐子さん。

戦後日本の美術団体展の流れにも身を置きながら、令和の作家として歩みを止めない作家さんの

現在の姿勢がはっきりと伝わる展覧会でした。

 

 


安田祐子作品展「白雨の余韻」
2025.07.31-08.05
11:00-18:00
Night Day 08.02
11:00-21:00
room
040-0042函館市東川町11番1号
入場無料

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