連載まんが「はこっ子日記」第2話
第2話「はこっ子の恩返し」
はこっ子は今日もいっしょうけんめい泣いています。
まだいろんなことが出来ないので、泣いてパパとママにつたえています。
おなかがすいたよ。ねむたいよ。たいくつだよ。
ほにゃらほにゃら泣いてつたえると、パパとママがいっしょうけんめいお世話をしてくれます。
パパはいいます。「ぼくたちもこんなふうに育ったんだね」
ママはいいます。「わたしたちのお父さんとお母さんも大変だったのね」
ある日、はこっ子をだっこしたパパとママがお散歩をしていると
近所の奥さんが話しかけてきました。
「かわいい赤ちゃんね」
奥さんはパパとママに言いました。
「赤ちゃんはね、3歳までに一生ぶんの恩返しをするのよ」
パパとママはびっくりしてききました。
「一生ぶんですか?」
「赤ちゃんは生まれてから3歳まで、可愛いところをぜんぶ見せてくれるでしょう?
それが育ててくれる親への恩返しなのよ」
パパとママは思わずはこっ子の顔を見ました。
はこっ子は、可愛いほっぺをゆらしてきょとんとしています。
「3歳までに一生ぶんの恩返し。そうかもしれないね」
「私たちも、育ててもらった恩返しは
もうできていたのかしら」
はこっ子は今日も、いっしょうけんめいに泣いて
パパとママは「恩返しだね」と笑いながらお世話をするのでした。
第1話はこちらです。
3歳迄が良いですよね
思いっきり我儘言えるのはその辺りでしょうし
家派指車ぶりに苦労しました(笑)
あ~あさん、そうなんですね^^!
先輩方の話はほんとうに勉強になります。
これからどんなふうに成長していくのか楽しみです☺!