函館|過ぎた日々の街角写真8枚

 

函館の街を歩きながら、ふと写した写真たちです。

3年~8年前くらい前の写真ですが、既に無い建物などもあります。

個人的に好きな場所ばかりなので、少しずつ文を添えていこうと思います。


 

 

函館公園のもと図書館

函館公園の中にある、もと図書館です。

既に図書館としての役目を終えていますが、いつ見てもいい建物です。

中学生の頃、夏休みに函館に来ると

当時は営業していたこの図書館へ通って受験勉強や読書をしていました。

内部は木造で、旧くなり黒光りしている床や窓際に作りづけられた机や椅子は年月に磨かれてぴかぴかに光っていました。

蔵書も素晴らしく、たとえば橋本治さんが描き下ろした歌舞伎のイラスト集などなかなかお目にかかれない書籍がたくさんありました。

貸し出し禁止の書架は紙のカードで管理されており、珍しい書物を探してカードをめくったりしてドキドキしたものでした。

 

年上の方にきくと入り口階段の下にあるアーチのドアから食堂へ行けたとか。

私は横浜にいたころ、紅葉が丘にある神奈川県立図書館がとても好きで電車に乗ってよく行きましたが

その図書館にも落ち着く食堂がありました。学食のような懐かしい雰囲気の食堂で、疲れた頭を休めるにはもってこいでした。

この函館公園の図書館にあった食堂も、きっとそんな憩いの場だったんだろうなと思います。

現在も営業していれば通ったのにな・・と残念な気持ちです。


 

 

函館公園「こどものくに」の観覧車

日本最古の観覧車です。

幼いころか函館公園の「こどものくに」にはよく来ていましたが、残念ながら観覧車に乗った記憶がないのです。

ティーカップや回転木馬には乗ったのですが、。

函館公園の「こどものくに」は色とりどりの遊具がちりばめられていて、いつ行っても幸せな色彩に目を奪われます。

また、園内からのぞむ函館の海や山も素晴らしく、自然の中で楽しい時間を過ごすことが出来ます。スタッフさんも優しくて安心して遊べる場所でした。

私が生まれ育った横浜にも「こどもの国」があり、幼い弟と私はよく休日に連れて行ってもらいました。

大人のデートでも行けるような遊園地やテーマパークも素敵ですが、小さい子どもが安心して遊べる場所って貴重ですし、嬉しいですよね。


 

 

函館駅前の喫茶店「さふらん」のメニューウィンドウ

何度かこのブログにも書いている、お気に入りの喫茶店「さふらん」のウィンドウです。

「デザート」のメニュー名が秀逸です!

「なまらでっかいパフェ」「甘い誘惑」「100万$の夜景」など。

函館駅前「さふらん」のバナナパンケーキを語らせてください【追記あり】

甘いものも人気のお店ですが、私はふとした時に頼んでみたサンドイッチがシンプルながらも美味しくて好きになりました。

マスターの飄々とした雰囲気も面白くて、たまに行きたくなるお店です。


 

 

大森浜沿いの小道

たしか2017年の初夏に撮影した海辺です。

函館山のほうから大森町方面に向かって散歩しました。途中、1人くらいとすれ違いましたが本当に人通りのない小道です。函館は、こういう良い景色を1人で眺めながらゆっくり過ごせる場所が沢山あります。

たしか、この動画を撮影したときに写した写真だったような、。

2017年~は、しばらく低迷していた体調が回復したのが嬉しくて

よくお出かけしては動画を撮っていました。


 

 

入舟町の家屋

今はもう取り壊された家屋だと思います。

正面から見ると普通なのですが、横から見るとこのように幅が狭い部分がよくわかって

上空から見ると、家屋全体は台形になっているのかな?と想像させます。

函館には古い木造家屋が残っている印象でしたが、近年かなりの数が取り壊されています。雪が降って、雪の重さで倒壊している場面もいくつか見ました。「古いものが消えていく」のは寂しいことですが、人が住まなくなった家屋は一気にいたみが進んで危険な状態になってしまいます。

私は古いものが好きなので、こういった家屋を見るとドキドキして嬉しくなりますが実際にはそうも言っていられない状況です。ここ数年で、市内の魅力的な建物もどんどん消えています。

これらの建物が出来たばかりの当時はどんな佇まいだったのだろう、どんな人が住んでどんな暮らしをしたのだろう。

徒歩で移動していると、気になる建物の前でふと足をとめて想像することが出来ます。

函館は歩くのに最高の街|街歩きを楽しめる条件が揃っている。


 

 

松風町の電停前「額縁のコヤマ」等があった跡

大門地区にあった画材・額縁店「額縁のコヤマ」。

2000年代、その並びには生地屋さんや洋服店などがあったと記憶していますが、それらも数年前に一気に取り壊されてしまいました。

写真は、それら商店の一角を取り壊して「マクドナルド」を建てている時期のもの。建設中の建物が、現在のマクドナルド松風町店です。

ファーストフード店は個人店の趣にくらべて味気ない、と思うこともありましたが

冬の寒い日や少しだけ休憩をしたい日なども確実に開いていて、一息つける場所がファーストフード店だったりします。

知らない旅先でとりあえず駆け込むのもファーストフードだったり。100円くらいで場所とドリンクが手に入るのは助かります。

そうはいっても、古くからある店舗がまるごと消えてしまうのはさびしかったです。。


 

 

大森町の蔵があった隣の駐車場(現在「しまむら」がある場所)

大森町のホテルパコ函館の横には現在「しまむら」がありますが

「しまむら」が出来る前には古い蔵がひとつと、駐車場がありました。その古い蔵は大森町が遊郭だったときの名残だという噂がありましたが、詳しい人に聞いたところ一般家庭にあった蔵がそのまま残っていただけとのことでした。

この写真の駐車場には在中の整理係の方がいて、写真にあるように小さな建物の中でお仕事をされていました。

最近できた駐車場はすべて機械による管理ですが、数年前まではこうして人の手で管理されている駐車場がたくさんありました。

夏の暑い日に撮影した一枚です。


 

 

代岱牧場からのぞむ函館の街

函館市民になる前は七飯町に8年間住んでいたので、

七飯町からのぞむ函館の街を色々な場所から見ていました。

函館山が抱きかかえるように街をまもり、海と空がやわらかく広がり、・・・

なんて美しい街なのでしょう。

 

ふとした時に撮影した写真たち、思い出とともに8枚を載せてみました。

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