体力低下の時期を支えてくれたグルメ漫画「酒のほそ道」

北海道は、いよいよ寒さが厳しくなってきました!周囲では体調を崩している方も増えてきて、「冬は体力勝負」だとあらためて肝に銘じた次第です。
そんな私も、厄年の折にはかなり体調を崩していました。
細かいことははしょりますが、ほんとうに具合がよくない時期は食事もしっかり摂れなくて。
ちゃんと食べられないと、生活そのものも味気ないものになっていきますし 体力とともに気力も減退してしまうんですよね。体重は一気に落ちたのですが ダイエットで痩せるのではなく、体力低下で痩せるのは内面的にも外見的にもキツイものがありました(汗)。
そんな時、
ヘロヘロの日々を支えてくれたのがこちらの漫画
ラズウェル細木「酒のほそ道」だったのです。
酒の細道コンビニエンス版。並べてみたら結構買ってた。 pic.twitter.com/9pRIJm1wy5
— ツキムラ個展開催中@函館 (@tukiasa2) 2018年1月18日
有名な作品なので、愛読されている方もたくさんいらっしゃると思います。
私は、たまたまコンビニで見つけてからハマりました(笑)。
主人公であるサラリーマンたちが 様々なお店で飲食を楽しむというグルメ漫画です。が、
目を見張るのは、「飲食」への濃ゆい愛情です。
サバの缶詰も、高級料亭の一品料理も、ゲテモノと呼ばれるような珍味も、すべて等しく 愛情たっぷりに描かれていて そこにプラスされる薀蓄・含蓄・美学もまたすばらしい のです。
食べ物がたくさん出て来る漫画なのに、全編を通してこざっぱりしていて
「こだわり」は感じても「しつこさ」は全くなく、非常に読みやすいグルメ漫画です。
(食べるシーンがリアルすぎてヘビーに感じる作品も多いなか、このさっぱり感は貴重です、、)
一番素晴らしいのは、主人公や周りの登場人物たちが「食」を通して人生まるごとを楽しんでいること。
「こんなふうに好きなものを食べて、楽しくおいしく生活出来たらいいなあ」と
本気で憧れさせてくれる作品です。
私は、体力低下できつい時期に この作品をほぼ毎日読んでいました。
やさしくて品のある 食事への愛情がぎっしりつまったグルメ漫画が、
健康を取り戻したあとの生活に 夢を繋げてくれました。
食欲増進には、サプリメント等よりも 愛のこもったグルメ漫画が効くのかもしれません。
私は(この漫画のおかげもあり) 無事に回復しました。
今では三度の食事が何よりも好きです。