女性の低い声がいいと思う|最近のTVと昔のTVを聴き比べて

現代日本のメディアに登場する女性の声って、すごく高いと感じませんか?
お正月にTVやネット配信の映画を観ていていたら、
昭和~平成初期の映像に出てくる女性の声がとても魅力的に感じました。
昔(おもに昭和)のTVや映画に出てくる女性は、現代より低い声が多くて落ち着きました。
現代日本のメディアに出てくる女性の声が高い理由として、
養成所やレッスンで高い声を練習しているんじゃないかな?と思うのですが 実際のところはどうなんでしょう。
個人的には、モーニング娘。など若年齢のアイドルグループが流行り出した90年代後半からどんどん高い声が増えてきた印象がありました。
また、小室ファミリーに華原朋美さんが加わったあたりから、幼い愛らしさが「可愛い」という風潮になった気がしていて
私自身は華原朋美さんの高音ボイスがとても好きなので
女性の高い声がだめということではないのですが。
お正月に観た映画、ドリフターズの「なにはなくとも全員集合!」
ヒロインの声はじめ、出てくる女性陣の声は現代より低めです。
また、昭和のトップアイドルといえば山口百恵さんですが
彼女はじめアイドルの声も、低めの声が多かったように思います。
私が2011年に北海道に移住した当初驚いたことのひとつに
NHK北海道の女性アナウンサーやリポーターの声が不自然なほど高音、というのがありました。
聞き取れないほどの高音ボイスばかりで
これは、あきらかに高い声を教育されているなと感じるほどでした。(最近は数年前ほどではなくなってきています)
もともと声が高い方ならよいのですが
地声はそうでもないのに、仕事用として不自然に高い声を出すよう求められているのだとしたら
せっかくそれぞれの声があるのだから もったいないと思います。
昔のTVや映画に出てくる女性の声は、地声を活かしており無理な発声はしていないので
まろやかに聞こえますし、余裕を感じます。
無理に高い声を出そうとすると、
その緊張感は見ている側にも伝わってしまいます。
高音ボイスをしょっちゅう聞いているせいだと思いますが
昔の映画やTVを見て 「女性の低い声っていいなあ」と改めて感じたのでした。