美大受験時代、絵を描くBGMとしてぴったりだった「ロッキー・ホラー・ショウ」のサウンドトラック。

毎日7時間ほど絵の基礎訓練をしていた受験時代
先日、主人と音楽大学の受験について話していたとき。
私の同級生が受験期には毎日7時間、ピアノ等のレッスンをして音大に受かったことを思い出して
「音大の受験は大変だよね、凄いね」と言ったら
「美術大学の受験だって、毎日7時間は描いたよね」と言われてハッとしました。
そうでした。私も美大受験を控えていた高校時代は毎日5時間~7時間以上デッサンや油絵を描いて過ごしていました。
当時は大好きな絵を長時間描けることが楽しくて嬉しくて
つらいとか大変だなんて思いませんでしたが(学校で勉強したり学科試験に備えたりするのは大変でした)
とにかく長時間、基礎練習を繰り返す日々を過ごしていました。
受験勉強や受験会場でプレッシャーを乗り越えるための「音楽」
美大受験に向けての実技訓練(私は油絵科だったのでデッサン・油絵など)そのものは楽しいのですが
長時間座り続けて描いていると、集中力が切れそうになったり気持ちが折れそうになったりすることがありました。
また、私は志望校の合格倍率が13~20倍くらいだったので、プレッシャーもかなりあって
自分なりにテンションを維持するために色々と試していました。
その中で、一番簡単でかつ楽しく続けられた方法が「好きな音楽を脳内再生・リピートすること」でした。
当時はまだCDが中心でしたので、レンタルCDを色々借りてきました。(こっそり映画も借りてきました)
色々なCDを聴き比べた結果、実技訓練の際に脳内リピートするに適した音楽の傾向がわかってきました。
私の場合は、以下の2点が大きいポイントでした。
- 外国語の曲がいい=日本語の歌詞だと言葉の意味に引っ張られて脳内再生にエネルギーを使ってしまうから。
- やや早めのテンポの曲がいい=テンポが遅いと眠くなるし、速すぎるとつられて作業が雑になるから。
最終的にマイベストなCDを絞り込むことができました。
それが、映画「ロッキー・ホラー・ショウ」のサウンドトラックでした。
ストーリー性があり個性的でサバイバル心を刺激される音楽
この映画「ロッキー・ホラー・ショウ」は、けっこう好みが分かれる映画だと思いますが
私はとても好きでビデオまで購入して繰り返し見ています。
ミュージカル仕立てで日本でも何度も上演されており、この作品を愛する人の層の厚さがうかがえます。
こんな感じの映画です。
1975年の作品なので色々と時代を感じる部分もありますが
このアナログ感ゆえの迫力がたまりません。
ロンドンの小劇場で始まったリチャード・オブライエン作のロック・ミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』は、奇抜な内容ながら熱心なリピーターを獲得し、アメリカ合衆国のロサンゼルスやオーストラリアでも上演された。
映画化されたのは舞台開幕から2年後の1975年。舞台からこの作品にかかわっている監督のジム・シャーマン(英語版)は、有名ロックスターを使った大予算映画の提案を蹴り、オリジナルのキャストとスタッフを集めた低予算映画にする道を選んだ。フランクン・フルター城にはオークリー・コート(英語版)が使われた。
ティム・カリーをはじめ、リチャード・オブライエン、パトリシア・クイン、ネル・キャンベル、といったオリジナルの個性的な面々に、スーザン・サランドン、バリー・ボストウィック、ミート・ローフなど新規のアメリカ人キャストも加わった。
- ストーリー性に富み
- 難しくない英語で
- テンション高めだけれど
- 人間臭さがある音楽
コメディ映画なので、気持ちが深刻になりずらいのも良かったです。
また、このサウンドトラックに収録されている劇中歌はどれも私のデッサンや油絵を描くスピードにぴったりだったのです。
脳内再生なので、周りに迷惑もかかりませんし
受験会場すべてで、この「ロッキー・ホラー・ショウ」のサウンドトラックをずっとリピートしていました。
現在、何かBGMを探していらっしゃる方にもオススメです。
自分にぴったりのBGMに出会うと、ストレスも減るし作業効率も良くなるし、いいことずくめです。