進路を決めるときは「ワクワクする方へ」|20代バイト先の上司からもらったアドバイス

受験や就職など 将来への選択をする時に迷ったとき。
道標となるのは「自分がワクワクすること」です。
こう言い切れるのは、私自身が上司からのアドバイスを受けて
「自分がワクワクすること」を実行に移してみたら すごく楽しい結果になったからです。
全国的に人気のネットショップを立ち上げた上司との出会い
20代の一時期、私はネットショップのスタッフとしてバイトをしていました。
そのネットショップは、海外から女性向けのあらゆる商品を 独自の視点でセレクトしていて自然・天然・オーガニックな素材からつくられた商品がメインでした。
ショップのサイトを見ているだけで楽しく、満たされた気持ちになるデザインで、商品解説の文章や写真も 温かみのある素敵なものでした。
(当時の職場は関東でしたが、その後北海道に来てからもこのショップを知っている方に何人もお会いしたので、やっぱり人気店なんだなと嬉しくなりました。)
そのネットショップを立ち上げた女性の上司は、アルバイトスタッフだった私にも色々な話を聞かせてくれました。
私は毎回 その方の視野の広さと、視点の自由さにおどろきながら聞き入ったものです。
バイトをやめたあと上司からもらったアドバイス
もともと期間限定のバイトだったので、楽しくお仕事をさせていただいたあとに私はネットショップをやめました。
ある日 職場近くを歩いていたところ、お子さんを連れた上司とバッタリ遭遇しました。
久しぶりに近況報告を交えてお話をしたときに、上司が言ってくれたのがこの一言でした。
「自分がワクワクする方向へ行ったほうがいいよ。」
何気ない一言でしたが、当時の私にはすごく響いたのです。
そのとき私は念願だった漫画家デビューもできて、営業をかければなんとかイラストの仕事も来るようになった時期でした。
が、なぜかその先にある生活に、夢を見いだせないでいました。
・・・漠然と、「このままでいいのかな?」と感じている日々だったのです。
「私がワクワクする方向はどっちだろう?」
自分に問いかけ、素直に答えを聞く習慣
それからの私は、何か迷ったときには「ワクワクする方」を選ぶようにしていきました。
その時々の状況にもよりましたが、少しでもワクワクに近づける道を探しながら歩いてきた感じです。
ワクワクする方向へ歩こうとするとき、その道がラクじゃない場合も多いです。
(私の場合は、関東から北海道へ移住したり
絵画教室を立ち上げたり、お仕事を作ったりするとき。「ラク」ではありませんでした。)
正直「こっちに行ったら大変そうだな」と感じることもあります。
でも、「私がワクワクする方向はどっちだろう?」と自分に問いかけると
こっち!という答えがかえってくる。
そういう時には、言い訳を考えたりしないで 素直にその声にしたがうと
本当にワクワクする結果になるのでした。
結果を出してきた上司だからこその説得力
私が上司からのアドバイスをそのまま受け入れたのは、
やっぱり上司の全部が素敵だったし、若い頃から結果を出してきたからこその
説得力があったからだと思います。
世の中、色んなアドバイスをしてくれる人がいますが
そのなかで「自分もこの人みたいになりたい!」という存在からの言葉が
一番ひびくんだなと思いました。
あれから10年以上が過ぎた今も、私は上司からのアドバイスを大事にしています。
「ワクワクする方へ」
きっとこれから先も 思い出していく言葉です。