繰り返し読む・1つのテーマを追いかける|こだわり読書の楽しみ

繰り返し読む・1つのテーマを追いかける読書の理由とは?
管理人は読書家というわけではありませんが 特定の本がとても好きです。
中でも「好きな作家に関する本」を繰り返し読むのが好みで、本棚にはそういった関連書籍が集まっていたりします。
好きな書籍が手もとにあると、読書はさらに楽しくなります。
また10代から本を読む習慣があったおかげで、良かったことは沢山あります。
高校時代は全国学力模試で全国2位の成績(国語)をとれたことや
取扱い説明書や契約書など書類を読むのが苦ではない、など 「得をした」こともありますが
それ以上に、
・興味があることについて書籍から吸収しやすい
・1人で読書する時間の豊かさを知ることができた
など・・・
読書を通して内面が充たされる術を知れたことが本当に良かったな・・と思います。
そこで今回は 管理人がなぜ特定の作家とその関連本ばかりを繰り返し読むのか考えてみました。
読書を楽しむひとつの視点として、参考になれば幸いです。
- 面白い作家は作品だけでなくその人自身にも興味がわく
- いつもリスペクトを感じる文章を読んでいたい
- 一回二回読んでもよくわからないから何回も読む
- 慣れ親しんだ本を再読するたびに 読書が特別じゃなくなっていく
- 1テーマの書籍をコレクションする楽しみ
面白い作家は作品だけでなくその人自身にも興味がわく
作品は、それを生み出した作家の分身といえます。
「作品と作者は別」という考え方もありますが、作品が生まれたのは 作者がいたからこそ。
面白い作品に出会ったら その作者にも興味がわきます。生みの親である作者=作家自身が面白くないわけがありません。
「この作品を生み出した作家は、どんな人間なんだろう?」と思ったときに
作家の身内や、知り合いがその作家の人となりを著した書籍は
作品と同じように面白いことがほとんどなのです。
いつもリスペクトを感じる文章を読んでいたい
ある作家について、第三者が本を書くとします。
他人についての本を一冊書くというのは、膨大な資料と調査と考察にあたって
さらに執筆に大変なエネルギーを使う行為だと思います。それがどんな内容であろうとも、モチーフ(対象)となる作家へのリスペクトや興味関心がなければ成しえないこと。
なので、「好きな作家に関する本」を読んでいるあいだ、読み手である管理人もまた作家へのリスペクトを抱きつづけることになります。
それがファンとして、嬉しいし楽しいのです。
一回二回読んでもよくわからないから何回も読む
↑に貼りつけた動画でも言っていますが、一冊の本を読むとき。
一回二回読んだくらいでは、内容がちゃんと頭に入ってこないのです。知らず知らずに面白い部分を読みのがしていたり、理解度が追いつかなかったり。
なので、好きな本であればあるほど、ちゃんと理解したくて何回も読むことになります。
慣れ親しんだ本を再読するたびに 読書が特別じゃなくなっていく
しばらく読書から遠ざかると、本を読むことがおっくうになってきます。
とくに新しい本をイチから読むのは 頭も使いますし、
内容の好き嫌いにしても読んでみなければわからないので、ちょっとした賭けになります。緊張しますよね。
でも、読みなれた本なら そんな緊張もおっくうな気持ちも感じることなく読み進めていくことができます。読書が特別な行為ではないと気づかせてくれるのが
「慣れ親しんだ本を再読」することです。
1テーマの書籍をコレクションする楽しみ
本棚って最高の家具だと思います。
何故なら、本を収納するものだからです。
書籍(紙媒体)の魅力のひとつに、「デザインそのものを楽しめる」ことが揚げられます。紙の本の魅力と存在感は相当なものです。
大切に集めた関連本が 本棚にずらりと並んでいる。書籍をコレクションすることで、読んでいない間も満たされた気分にひたることができます(笑)。
そんなこんなで、繰り返し読む・1つのテーマを追いかける こだわり読書の楽しみ方でした。
「長夜の眠り-釈迢空の一首鑑賞-」秋山佐和子 を入手。中学生のときに山折哲雄・穂積生萩の折口信夫対談「執深くあれ」を読んでから、折口信夫の著書と平行して(というより著書より何回も)周囲にいた人々が著した折口信夫/釈迢空の本を楽しんでいます。30年くらいの間、浅く長く引っ張られてきました。 pic.twitter.com/jtBHOMxNfu
— ツキムラ (@tukiasa2) 2019年7月5日