peeps hakodate 「函館のコワい話。」を読んで泣いてしまったこと。

いわずと知れた函館人が誇るフリーマガジン・「peeps hakodate(ピープスハコダテ)」。
今月号が出ていたので頂いてきました。今回の特集は「函館のコワい話。」
しかも、号数が「Vol.44」ということで、なんだかほんとうにこわそうだ。
表紙絵がとてもおちゃめだけど、表紙のおちゃめでホッコリさせて中身でゾワっとさせるのは「peeps hakodate 」読者ならなんとなく察しがつくので気が抜けない。
ネタバレになってしまうので中身の詳細は書きませんが、ひとつだけ、特集を読んで泣いてしまった部分がありました。
63年前、青函連絡船「洞爺丸」の事故についてのインタビュー記事。
洞爺丸事故(とうやまるじこ)は、1954年(昭和29年)9月26日に青函航路で台風第15号により起こった、日本国有鉄道(国鉄)の青函連絡船洞爺丸が沈没した海難事故である。死者・行方不明者あわせて1155人[注 1]に及ぶ、日本海難史上最大の惨事となった。(wikipediaより)
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私の父方の祖父も、この洞爺丸事故の生存者なのです。
既に亡くなっておりますが、青函連絡船と聞くとまっさきに祖父を思い出します。
祖父は長時間 海の中に投げ出されたままでしたが、奇跡的に助かりました。しかしこの事故で体をわるくして、その後数年間 入院生活を送りました。
既に子どもも3人いて、家族を食べさせてゆかなければならない身での海難事故と長い入院生活。
いつもほがらかで、歌うことが大好きで、ごはんを美味しそうに食べていた祖父。
私自身、祖父が事故にあった当時の年齢に近くなるにつれて、色々なことを思うようになりました。
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そんなこともあり、今回の特集号では初めて涙が出ました。
「泣ける映画」とか「泣ける小説」とか、私はそういうカテゴリってニガテなんですが
こういう特集記事によって、亡き人を偲んだり、感謝を思い出したりするのは大事なことなんだろうと思います。
peeps hakodateは毎月10日発行で、函館市内や近隣市町村の配布場所、また関東でも手に入る場所があるそうです。詳しくは、peeps hakodate のオフィシャルfacebookページ をご覧ください。