語ります『peeps hakodate』そして『月光』。懐古趣味と蒐集心をくすぐる、未来の貴重資料となる雑誌たち

 

『peeps hakodate』vol.45が発行されました。
道南地域はじめ、入手可能な方はもうお手に取られましたでしょうか。

私も発行日のきのう、8月10日にゲットしてきました。

 

 

 

今回の特集は「あの日、あの時、函館で」。

ミグ25、永山事件、蓬莱町の芸者衆、はいからコンサート、夜市という風習・・・などなど。

当時をリアルタイムで知らない私には、ひとつひとつの記事がズシンとくるものばかりで
とても読み応えがありましたし、これからますます貴重な資料になる1冊でした。

それにしても、ほんとうに、このクオリティの雑誌が毎月出ているなんて・・・・
「peeps hakodate」創刊号から今月号まで、毎回手に取るたびに思っています。
「こんな雑誌が毎月出てるなんてすごい・・・」と。

 

また今号では、教室にきてくださっている生徒さんが取材に協力をしていらして、びっくりしました。
函館って、どこかで誰かが繋がっている街なんですね。

 

 

先月の「peeps hakodate」についての感想記事はこちらです。↓

 

peeps hakodate 「函館のコワい話。」を読んで泣いてしまったこと。

 

 

********************

 

それで、今日のブログタイトル、
「懐古趣味と蒐集心をくすぐる、未来の貴重資料となる雑誌たち」なんですが。

 

私は、高校時代から雑誌のスクラップが趣味なのでとくにそう思うんですが
「peeps hakodate」って確実に、後年にとってたいへんいい資料になりますよ。と言いたかったんです。

雑誌って、入れ替わりが早いから 出版物の中でも生ものっぽいですよね。
もちろん中には、永久保存版となるような普遍的なものもあるんですけど
それでも雑誌である以上、必ずどこかで、その時にいちばん新しいものを扱っているはずです。
その時にいちばん新しいものっていうのは、かならず古くなっていくものだから
意識的に残していかなければ いつの間にか時間に追いやられて消えてしまうものだと思うんです。

 

そういう意味で、「peeps hakodate」はかなり貴重な資料となります。
昔の出来事に取材した記事も多く掲載されていますが、「peeps hakodate」のすごいところは
必ず、なんらかの形で 当時を知る人に直接インタビューをしています。

 

書籍などで調べるだけ、という内容がありません。
どの記事でも、生身の証言がとられています。
これだけ「生の声」に徹底した記事だけで埋めている雑誌、私はほかに知りません。

さらに、(当事者がご存命ではない等の理由で)生の証言が得られない場合には、その子孫の方から証言を得ています。
当初はなんとな~く読んでいたんですが、この徹底ぶりに気付いてからは
毎回ヒエーーーと思いながら読んでいます。

他にもいっぱい要素があるんですが、いまの、生の声が収録されているという点で
「peeps hakodate」は資料として抜きんでています。

 

こんな雑誌が毎月、無料で配布されているんですよ。

「♪ゴーゴー函館ゴーゴーゴー♪(by函館音頭)」どころじゃないんですよ。

いえ函館に来なくても「peeps hakodate」は入手可能になってきました。
詳細は peeps hakodate のFacebookページ からご覧ください。

 

 

この雑誌、10年後20年後見返しても絶対に楽しい。
だから私は毎月、いそいそと「peeps hakodate」をもらいに行きます。

もちろん雑誌の中のちょっとしたコラムとか、イベント情報とかも 時代を反映していますよね。
今はふつうに読んでいるけれど、数十年後に読めば「ああ~~~!!」って懐古趣味が爆発することでしょう。
雑誌スクラッパーの楽しみは、ここにもあるんです。
(もちろん「peeps hakodate」は、まるごと一冊保管していますが)

 

********************

 

そんな懐古趣味と蒐集心をくすぐる雑誌が もうひとつ。

いま、どれくらいの方がご存知でしょうか、、、
「月光」という雑誌です。

 

この雑誌、新宿にあった南原企画という編集部で、たった2人くらいで発行を続けていた
マイナー誌・・・なんですが、マイナーがメジャーを凌駕していた感のあるものすごい雑誌なんです。
函館でも2店舗で売られていたようですから、読者だった方は覚えていらっしゃいますね。

 

 

この雑誌、私が大学生だった15年前くらいまでは、定期的に発行されていたんですね。
それで私はバックナンバーも新刊も集めていたのですが、とにかく毎号が濃くて濃くて。

ひょんなことから編集部にもお邪魔したりして、ますますファンになりました。
今は、手持ちのバックナンバーは研究者の方にお譲りしてしまったので
手もとにあるのはこの一冊だけです。

 

 

 

でも、この一冊だけでもありあまるほどの、当時のにおいや読者と編集部の熱気が伝わってきます。

 

この雑誌はとにかくマイナー路線がうりだったのですが
有名俳優にインタビューしたり、かなりレア・コアな研究者や作家、漫画家が寄稿していたりと
読み応え・見応えのある雑誌でした。

 

 

私ですら、全盛期は知らない新しいほうの読者です。
だけど、今読み返しても・・・いえ 今読み返すからこそ、この雑誌の存在のすごさを感じます。

 

 

********************

 

そんなこんなで、今号の「peeps hakodate」を読んでいたら
思わず、こんな語っちゃうブログ記事を書いてしまいました。

あと、きのうの発行日に設置場所に行きましたが
すでに残りわずかだったので 読みたい方は急がれたほうがよいかもしれません。

 

函館にずっと住んでいらっしゃる方にとっても懐かしいことがいっぱい詰まった内容だと思いますが
私のように、ほかの土地から来たものにとっても、ますます函館の奥深さにはまる一冊です。

個人的には、28ページの「あの頃の食生活」がじんわり好きです。

「peeps hakodate」に限らずですが、好きな雑誌を数十年保管してみたら
素晴らしい資料として生まれ変わっているってこと、きっとたくさんありますね。

そういう未来のお楽しみもふくめて私は、雑誌という媒体が大好き なんでした。

 

 

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です