日常の怪談 その2~ささやかな4話~

今朝アップした、

「日常の怪談 その1~ささやかな3話~」の続きです。

まだお読みではない方は、こちらもぜひ↓。

日常の怪談 その1~ささやかな3話~

 

<1>「都内の、とある劇場のこと」

数年前の一時期 都内のとある劇場のスタッフをしていました。

 

その劇場で、トイレの個室に入ったとき、
若い女性の声で、「スミマセン」と耳元で囁かれました。
もちろん、個室には私ひとりしかいませんでした。

 

その劇場では、誰もいないところから女性の声がするという事がよくありました。

 

また、舞台を掃除する際に床を拭いたのに、振り向くと

今ふいたばかりの場所が水びたし になっていたりと
不思議なことがいくつもありました。

 

 

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<2>「優しいラップ音」

私は、物心ついたころから 一人でいる時に
身の回りで「ピシッ」「バシッ」という音を聞いていました。

 

それも、ウトウトと眠くなってくると足元で「バシッ」という音がして目が覚めたり
一人でモンモンと考え事をしていると、頭上が「ピシッ」と鳴って、はっとしたり、

私にとっては、居眠りを覚ましてくれたり、暗い考え事をストップさせてくれるという
ありがたい存在なのです。

 

今でも、よく耳にします。
これをラップ音というのかはわかりませんが、
私にとってはこわい音ではありません。

 

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<3>「深夜の高笑い」

ちょうど三年ほど前、突然、深夜に 私一人しかいない部屋の中で
女性のヒステリックな笑い声がひびきわたって、目が覚めたことがありました。

 

寝ぼけていたのかな?と思っていましたが
しっかり目を覚まして、しばらくしてから
もう一度、同じ女性の笑い声が鳴り響きました。

 

とても大きな声で、あまりにハッキリしすぎていて
びっくりしたけれど怖いという気持ちはあまり感じませんでした。

 

翌日、この土地を古くから知っている方にこの話をしたところ
「○年前に亡くなった○○さんかもしれないなあ
と言われました。

 

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<4>「うずくまる人々」

数年前、とても重い気分で帰宅していた夜のこと。

 

奇妙なことに、いつも通いなれた道に、10メートル間隔くらいで
体育座りをした人が何人もいるという光景を目にしました。

 

暗くてよく見えませんでしたが 背格好から、男の人だという感じがしました。

はじめは「なんで今日に限って、こんなにしゃがみこんでいる人がたくさんいるんだろう」と思っていましたが
私が当時住んでいたマンションが見えてきて
そのエントランスの階段にも、しゃがみこんでいる人を見たときにやっと

「この人たちは、私にだけ見えているんじゃないだろうか」と気づきました。

 

自分自身とても重い気分でいたのに
さらに気味の悪い状況に追い込まれていく気がして、無性に腹がたち

おもわず「消えろ!!」と(心の中で)怒鳴りつけると
もう、その姿は見えなくなっていました。

 

 

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今日の私の話は、これでおしまいです。

ありがとうございました。

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