「あたし、おかあさんだから」の曲について~家族関係の歌詞は具体的だと難しい&炎上しなかった「おかあさん」の歌[追記あり]

*(2月10日に追記)

 

2月に入ってから、絵本作家のぶみさんが作詞した曲「あたし、おかあさんだから」が炎上しています。

 


私は子ども時代、保育園や預けられた先で「おかあさんといっしょ」「ポンキッキ」「みんなのうた」などの児童向け番組を見ながら育ったので「あ、またこの傾向の曲が出てきたんだな」と思いました。

こういう、家族を歌った曲って昔からありますよね。

 




 

児童向けの曲の場合は 歌詞がわかりやすくシンプルなものになります。

そうなると、におわせるような表現や比喩よりは、具体的な描写が表に出てきます。

で、どうなるかというと。

必ずといっていいほど「実際はそうじゃない人もいるんだけどなあ・・」というものになる 

ことが多いんだと思います。

 

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1 「おかあさん」は全員ちがう

 

古代から現代まで、「母を歌った歌」は無数に生まれてきました。

歌われた母親像だけでも 数え切れないほどなのに、

人間の数だけ その人を生んだ母がいて、そのまた母がいて。

「母親像」は決して共通するものではない、ということが解りますね。

ひとりひとり、全員違います。

なんたって、この地球上に同じ人間が生まれたことはないんですから。

母親像も すべてが違っていて当たり前ですね。

 

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2 「誰が書いたか」、が大きかった?

 

個人的には、実際に母親である人がこの歌詞を書いたのではなくて

のぶみさんという39歳の男性が、この歌詞を書いたことが大きかったのだろうなと感じました・・・。

 

加えて のぶみさん自身のおかあさんに対する気持ちを書いたわけではなくて

想像(取材を踏まえているとのことです)の中で母親像をつくりあげて

その、架空の女性に「あたし、おかあさんだから」と云わせていることが、批判を招いているのだろうと推測されます。

作家さんは、自分が作り上げた架空の人生を語るのがお仕事のひとつですから

のぶみさんにとってもこの歌詞は、そうして取り組んだ作品の1つなのでしょう。

 

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3 「あたし、おかあさんだから」の難しさ

 

今回の炎上騒動であらためて認識したのは、

「家族関係の歌詞は 具体的に書くことが難しい」

ということです。

 

今回の「あたし、おかあさんだから」の歌詞では、

独身時代にはひとりで好きなように生活していたけれど

子どもが出来てからは子どものことを第一にして生活しているという女性像

けっこう具体的に書かれています。

この内容に当てはまらない人からしてみれば「そんなものではない」ということになります。

例えばハイヒールを履いていた、というのも「そんなファッションしていないし」という人がいるでしょうし・・・。

取り上げていったらキリがありません。

 

不変的な 母親という存在を、母親ではない人が かなり具体的に書いた。

とても難しいお仕事だったのだろうなあと思います。

ちなみに、母親という存在を具体的に書き過ぎていない曲は、聴く人によって様々に自分の境遇にあてはめやすいので愛される傾向にあると感じます。

 

私が大好きな「母が子どもへ歌う」歌、サマータイムなどはその代表例でしょうか。。(ジャニスの動画を貼りたかっただけ?)

 

 

 

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4 炎上しなかった「おかあさん」の歌

 

今のようにネット社会ではなかったので、炎上もなにも無かったのだと思いますが

私は「あたし、おかあさんだから」を聴いたときにある曲を思い出しました。

この曲も、結婚して母となり、忙しく生きている女性を歌っています。

NHK「みんなのうた」で流れていました。

何が違うのでしょうか。

 

「きっとしあわせ」 しゅう さえこ

 

 

私自身は、この曲もけっこう具体的な内容だと思いますし

子ども時代に聴いて、なんとなく違和感を覚えていました。

(今思うと、独身女性やお子さんのいない夫婦もいるのにな~という違和感だった気がします)

でも、当時から「母となった女性が歌うという曲」として とても人がありました。

みなさんは、どう感じられますか?

 

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5 さいごに

 

賛否両論、色々な意見が飛び交い続ける「あたし、おかあさんだから」についての話題。

私は、子ども時代に聴いていた様々な「おかあさん」がモチーフとなった曲を思い出すきっかけにもなりました。

 

小学校時代に合唱クラブに入っていて(NHKコンクールで上位受賞するクラブでした!)

そこで歌った曲、たしか「おかあさんの顔」という作品。

あいにく楽譜を紛失してしまい、3番まであった歌詞が思い出せないのですが・・・

 

とても抽象的で、こころに染み入る素敵な曲でした。

2番の歌詞だけ思い出すことが出来たので、さいごに載せておきます。

 

 

合唱曲「おかあさんの顔」(一部抜粋)

 

おかあさんは 青い海のように 美しい

波がよせる砂浜で 青い海をみていると

いつのまにか海が おかあさんの胸になる ルルル

ルルル ルルル ルルルル

 

メロディも素晴らしいのです。

もし動画など見つけられた方は、ぜひお知らせください。

 

**********以下、追記**********

読者の方から、合唱曲「おかあさんの顔」について教えていただきました!

作詞者は、やなせたかしさんだったのですね!

 

 

アニメーションつきの動画はコチラから

 

また、以下のサイトも教えて頂きました。

「おかあさんの顔」の詳細が掲載されています。

 

http://syoutarou.com/okaasannokao.htm

 

なつかしい歌に再会できて、とっても嬉しいです;;!

教えてくださった皆さま、ありがとうございました!!

 

 




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